ロンドンからアイルランドのダブリンへ、列車と船の旅!

ロンドンから列車と船でウェールズ経由アイルランドへの旅に挑戦しました。

ダブリンのパブ街「テンプルバー」

ダブリンのパブ街「テンプルバー」

こんにちは、ロンドンナビです。今日は、ロンドンからアイルランドへの列車&船の旅についてご紹介しましょう。ロンドンから首都・ダブリンへは飛行機で行くとわずか1時間足らず。ナビは今回、北ウェールズを経て、アイリッシュ海をフェリーで渡ってみることにしました。ダブリンといえば、日本でもよく知られている黒ビール「ギネス」のふるさと。市内にはパブがぎっしり並ぶ通りがあるとも聞きます。いやー、どんな旅になるのか楽しみです。

出発はユーストン駅から

ユーストン駅で出発を待つ人々

ユーストン駅で出発を待つ人々

ロンドンからダブリンまでのルートは、ロンドンの北の玄関口・ユーストン(Euston) 駅から特急電車でチェスター(Chester)へ。その後、北ウェールズ方面に向かうアイリッシュ海に面する港町・ホリーヘッド(Holyhead)に向かいます。ここでフェリーに乗り換え、約2時間の船旅ののち、ダブリンに着きます。全体の所要時間はロンドンから約7時間です。
ちなみに、ロンドンほか英国各地の鉄道駅からホリーヘッド経由でダブリンに向かうときに利用できるチケットとして、鉄道とフェリーを組み合わせた「セイルレイルSailRail」という格安切符があります。2011年9月現在の価格はロンドン->ダブリンで片道33~38ポンドとなっています。チケットは、ナショナルレール(NR)の係員のいる切符売り場のどこでも買うことができます。

旅のルートはこんな感じです

ヴァージン・ペンドリーノです。

ヴァージン・ペンドリーノです。

ナビがトライしたスケジュールでは、ユーストンの出発時間が午後0時10分。英国で最もかっこいい!といわれる特急列車「ヴァージントレイン・ペンドリーノ」でチェスターへと向かいます。列車に乗り込むと、新幹線よりやや細身ですが、大きなテーブルが置かれた向かい合わせの席は欧州の列車独特の雰囲気があります。さらに、車内は無線LANの設備があったり、各席に電源がついていたりと、ビジネスマンへの対応も至れりつくせり。

沿線の風景も楽しもう!

車窓からの風景も楽しみですね

車窓からの風景も楽しみですね

ロンドンからしばらく行くと、イングランド中部の丘陵地帯にさしかかります。途中、牛や馬、羊が草を食む風景にも出会えます。ナビも、車窓の風景を写真に撮ろうと努力しますが、時速200キロで走っている電車からはなかなかうまく行きません。
車内の売店。この左側にカウンターもあります

車内の売店。この左側にカウンターもあります

小腹がすいたナビは、なにかスナックでも食べようと、車内の売店に行ってみることに。ちょっとしたカウンターがあるだけかな、と思ったら、なんと車両の半分がコンビニのようになっているではないですか!思わずついついあれこれ買ってしまいました。
チェスターの市内観光はお預け

チェスターの市内観光はお預け

午後2時過ぎ、チェスターに到着。ここには英国でもっとも保存状態の良い城壁都市が残っているそうですが、今日は時間がないので、とりあえず乗り換えだけ。
チェスターを過ぎると、列車は西へと向かいます。
北ウェールスの海岸です

北ウェールスの海岸です

沿線の右側にはときどき海が見えたりと、意外と車窓からの風景も楽しめます。夏は海水浴客でにぎわうそうですが、泳げる時期はそんなに長くないのでしょうね。

列車はまもなく終着駅に

山もあちこちに見えます

山もあちこちに見えます

列車は北ウェールズの海岸線をひた走ります。途中、右側は砂浜、左側は断崖絶壁と、なかなかイングランドではお目にかかれない風景が楽しめます。運が良ければ、車窓左側に山々が見えます。これは「スノードニア(スノードン、とも)」と呼ばれる山脈で、英国ではこのあたりが最高峰とされています。
メナイ海峡。まるで川のようですが…

メナイ海峡。まるで川のようですが…

港のあるホリーヘッドは、アングルシー(Anglesey)という島にあります。鉄道はバンゴール(Bangor)という駅を過ぎると、メナイという細い海峡(川にしか見えないですが…)にかかる橋を渡ります。島に入って、最初に通過する駅に注目。ただの無人駅なのですが、これがなんと世界で最も長い名を持つ駅「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」です。ほんの一瞬で通り過ぎるので、しっかり目を凝らしてみるようにしましょう。ちなみに駅名の日本語訳は「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会(参考:ウィキペディア)」だそう。

ホリーヘッドに到着!

ホリーヘッドに到着した急行列車

ホリーヘッドに到着した急行列車

ロンドンを出て約4時間、ホリーヘッドまであとわずか。そろそろ列車から下りねば、と思うころ、左手に空港のような施設が見えてきます。ここは英国空軍の基地なのですが、なんとあのウィリアム王子がヘリコプターのパイロットとして勤務している場所です。ケイトさんとの初の新居は基地内にあるそうですよ。
れんが造りのホリーヘッド駅

れんが造りのホリーヘッド駅

ようやくホリーヘッドに列車が着きました。時刻は午後4時15分。左右は高いレンガの壁で囲まれていて、歴史を感じさせてくれます。でもおやおや、フェリーへの乗り換え駅なのに、海が見えません。荷物をかついだ乗客が列車の前の方に向かっているので、付いて行くことにしましょう。

乗船手続きをして、待合室へ

バックパッカーの姿もちらほら

バックパッカーの姿もちらほら

駅の建物に入ると、正面にフェリーに乗るためのチェックインカウンターがあるのを見つけました。ここで、切符とパスポートを見せて、乗船券をもらいます。バックパッカーの姿もけっこう目につきます。チェックインのあとは待合室に直行せねばなりません。もし、駅の周辺を散歩したければ、手続きの前に済ませておきましょう。

ところで、英国とアイルランドでは通貨が異なります。ポンドはアイルランドの街中では使えません。船の中ではポンドもユーロも使えるほか、両替所も設けられています。なお、ダブリンの港から市内へのバスに乗るのにユーロの小銭がいるので、船から下りるまでに用意しましょう。
ここでダブリン行きのチェックイン!

ここでダブリン行きのチェックイン!

乗船券をもらいました

乗船券をもらいました

ようやく乗船です!

車と同じ乗船口から船へと入ります

車と同じ乗船口から船へと入ります

船へは待合室から専用バスで向かいます。船内はあちこちに椅子があり、指定はありません。なお、追加料金を払って座る特別席では、スナックやお茶が無料で楽しめます。
ダブリン行きの高速船「ジョナサン・スイフト」

ダブリン行きの高速船「ジョナサン・スイフト」

船の名前は「ジョナサン・スウィフト」といいます。どこかで聞いた名前だなあ、と思ったら、「ガリバー旅行記」で知られる作家の名。スウィフトはアイルランド生まれだったんですね。

船は午後5時15分発。ほぼ定刻に出発です。
イギリスの陸地が遠ざかって行きます

イギリスの陸地が遠ざかって行きます

船内に掲げられた「ガリバー旅行記」

船内に掲げられた「ガリバー旅行記」

船内設備は意外と充実

船内は2階建て

船内は2階建て

船の中は、バーにカフェテリア、免税店に映画が楽しめるエリアと、意外とバラエティに富んでいます。カフェテリアのメニューを良く見てみると、アイルランドの伝統料理「シチュー」もラインナップ。でも、ダブリンに着いてから食べた方がいいですよね。ちなみに黒ビールの「ギネス」もバーで飲めますが、ここでまず1杯なのか、ダブリンに着くまでお預けなのか・・・悩むところです。免税店を兼ねた売店は要チェックです!ダブリンではギネスやウイスキーなどを使ったチョコレートやキャラメルがおみやげとして売られています。船の中にも同じようなものがだいたい同じ値段で売られているので、とりあえずラインナップをチェックしてみると参考になるでしょう。
映画が楽しめるスペース

映画が楽しめるスペース

乗客は思い思いの場所に座っています

乗客は思い思いの場所に座っています

ダブリンに到着でーす

ダブリンのフェリーターミナル

ダブリンのフェリーターミナル

船はホリーヘッドを出て約2時間でアイリッシュ海を渡ってダブリン郊外にあるフェリーターミナルに到着します。ロンドンを出てから約7時間。けっこうな長旅となりました。

港に着いたら、客船ターミナルを出て、有料のシャトルバスで市内のバスターミナルへと向かいます。バスターミナル(Bussras)は市内中心近くにあるので、まずはここまで行きましょう。バスは船の発着に合わせて1台だけ出るので、乗り過ごさないように!

街に着いたら…

ダブリンの中心部「オコーネル通り」

ダブリンの中心部「オコーネル通り」

ダブリンの主な観光地は、バスターミナルから徒歩15分圏内に集まっています。見どころとしては、「ケルズの書」が置かれた図書館のある「トリニティ・カレッジ(Trinity College)」や、ダブリン城などの名所旧跡があります。でも、狙いはやはりパブが集まる通り「テンプルバー(Temple Bar)」でしょうか?石畳になっているこの通りには、パブがぎっしりと並び、毎夜おびただしい観光客が訪れています。また、主なショッピングスポットは、目抜き通りのオコーネル(OCornell)ストリートとグラフトン(Graffton)ストリートの2カ所で、いずれもバスターミナルから徒歩圏内です。
ダブリンの街を流れるリフィー川

ダブリンの街を流れるリフィー川

ハーフペニー橋

ハーフペニー橋

パブが並ぶテンプルバー

パブが並ぶテンプルバー

いつも街を走りまわっている「ギネス」のタンクローリー

いつも街を走りまわっている「ギネス」のタンクローリー

ダブリン城

ダブリン城

ケルズの書、があるトリニティー・カレッジ

ケルズの書、があるトリニティー・カレッジ

ダブリンに行ったら、やっぱりこれ。「ギネス」です。

ダブリンに行ったら、やっぱりこれ。「ギネス」です。

列車と船で行くアイルランドへの旅、いかがでしたか? 船で外国に行く機会が非常に少ない日本人にとってユニークな体験となるはずです。以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-10-11

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