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「ピーターラビット」の作者、ポターさんの家に行って来ました!

「ピーターラビットの冒険」が生まれた湖水地方。作者のポターさんの旧居を訪れてみました。

ウィンダミア湖(ボウネス付近にて)

ウィンダミア湖(ボウネス付近にて)

こんにちは!ロンドンナビです。毎年たくさんの観光客が訪れる、英国随一の観光地ともいえる湖水地方(Lake District)。名前が示すように、この地域にはたくさんの湖が点在している地域です。英国には、高い山が少ないのですが、それでもこの地域には標高1,000メートルほどの山が連なっています。この広大な湖水地方、どこが一番の見どころなのでしょうか?今回ナビは、日本人に大人気の観光地に行ってきました。さっそく紹介しましょう。

湖水地方はあのピーターラビットの故郷

ピーターラビットの絵本と、ポターさんの伝記

ピーターラビットの絵本と、ポターさんの伝記

みなさんは「ヒル・トップ Hill Top」っていう場所をご存知ですか?「そんな地名、聞いたことがないわ…」という人でも、キャラクター商品にもなっている「うさぎのピーター」のことはお分かりですね? 青い上着を着た茶色いうさぎの絵はどなたもきっとどこかで目にしたことがあるはずです。「ピーターラビットのおはなし」は、1902年に出版され、100年以上も全世界で愛されている物語です。この絵本の作者がビアトリクス・ポターという英国婦人。そして彼女が晩年暮らした家がヒル・トップに残されているのです。

ヒル・トップへは船とバスで

船の起点「ボウネス」は観光地ムードでいっぱい!

船の起点「ボウネス」は観光地ムードでいっぱい!

ヒル・トップへ向かうには、まず、ウィンダミア湖の湖畔の街「ボウネス Bowness」というところから小さな船に乗ります。ブーメランのような形のウィンダミア湖は英国で一番大きな湖で、全長が17キロ、幅2キロあります。
こんな船で対岸に渡ります

こんな船で対岸に渡ります

静かな湖の上を進みます

静かな湖の上を進みます

天気が良すぎて、島が逆光になってよく見えません!

天気が良すぎて、島が逆光になってよく見えません!

ボウネスから、ウィンダミア湖のちょうど真ん中の細いところを対岸の「フェリーランディング Ferry Landing」へと横断します。そのあと、マウンテン・ゴート・バス・リンクというミニバスがきちんと船と接続して、観光客をヒル・トップまで運んでくれるようになっています。ボウネスからヒル・トップまでは40分ほどで行くことができます。
この日は最高のお天気に恵まれました。地元の人も「こんな日は1年にあるかないかだよ。」とうれしそうに話してくれました。キラキラ光る湖面を船はゆっくりと進みます。とても気持ちがよくて、このままずっと船に揺られていたくなるほど!

船を降りて桟橋でミニバスに乗り換え

フェリーランディングに到着!

フェリーランディングに到着!

10分弱の船旅はあっという間に終わり、船員さんの手を借りて船を降りたら次はバスに乗ります。
緩やかな坂道をバスは登って行きます。周囲に広がる景色は雄大な牧草地帯、顔の黒い羊がのんびりと草を食む風景が広がります。今年生まれた子羊が親の後を追ったり、お乳を飲んだりしています。フェリーランディングからヒル・トップまでは3キロちょっと。こんなお天気のよい日は歩いても楽しい距離かも。
バスの中から見える周りの風景

バスの中から見える周りの風景

思わず歓声を上げたくなるほどの景色

思わず歓声を上げたくなるほどの景色

ここで「ピーターラビットのおはなし」をおさらい・・・

「ピーターラビットのおはなし」は、ポターさんが家庭教師の息子さんに書いたお見舞いの絵手紙が原型になっています。ここで簡単にお話のあらすじを紹介しましょう。
「農場には行ってはダメよ」と諭すお母さん

「農場には行ってはダメよ」と諭すお母さん

4人姉弟の末っ子・ピーターは買い物に出掛けるお母さんの言いつけを守らず、「決して行ってはいけない」と言われたマクレガーさんの農場に門をくぐって入り込みます。
野菜をたくさん食べてしまうピーター

野菜をたくさん食べてしまうピーター

ピーターは、マクレガーさんの畑で作られたおいしい野菜を喜んで食べましたがちょっと食べ過ぎて、お腹の具合が悪くなりました。さらに、マクレガーさんに見つかってしまいさあ、大変! 大慌てで逃げますが、どうしても入ってきた門が見つかりません。靴は脱げちゃうし、お母さんが着せてくれた青い上着もボタンが網にひっかかってしまいます・・・
寝込んでしまったピーター

寝込んでしまったピーター

やっとの思いでお家に戻りましたが、その晩ずっとピーターは具合が悪く、お姉さんたちは晩ご飯を食べましたが、ピーターはお母さんが入れてくれたカモミールティを飲むのがやっとでした。

ヒル・トップに到着しました!

バスがヒルトップのバス停に着きました

バスがヒルトップのバス停に着きました

いよいよバスはヒル・トップへと到着。バスを降りる時、ドライバーさんがヒル・トップの入場券を売っている場所を丁寧に説明してくれました。ポターさんの旧居はバス停のそばにあるのですが、入場券売り場は、200メートルほど先にあります。
ここがチケット売り場です

ここがチケット売り場です

この角を曲がると、いよいよ旧居の敷地に入ります

この角を曲がると、いよいよ旧居の敷地に入ります

ポターさんが暮らしていた家へ

これがポターさん旧居のほぼ全景です

これがポターさん旧居のほぼ全景です

ヒル・トップの中核部分は、がっしりした石造りの小さな家とちょっとした畑になっている庭園からなります。ここは、ポターさんが晩年に住んでいた家。入口はあまりに有名なポターさんが立っている写真そのままです。

ここでは室内の写真撮影はできません。薄暗くて、天井も低いです。階段だけでなく床もギシギシ音を立てます。リビング、そこにあるテーブルや椅子、暖炉、食器棚、2階の寝室、ベッドや掛けられているパッチワークの布、ポターさんの仕事机…。家具や調度品、すべてが当時のままに残されています。
室内が撮れないので、絵はがきを買いました

室内が撮れないので、絵はがきを買いました

ポターさんが書いた絵本があちこちに置かれていて、この物語のこの絵はこの場所のここを書いたということがよくわかります。物語が書かれたのは100年近く昔のことなのに、目の前の様子はその時と全く変わっていません。「ピーターラビットのおはなし」で大成功したポターさん。その後も次々と絵本を書きました。その23冊すべての大きさは、普通の書籍より小さいサイズ。縦14.5センチX横11センチしかありません。子供の小さな手に持ちやすいように、というポターさんの思いだからだそう。

畑にはなんとうさぎが数匹!

畑の方から見た旧居です

畑の方から見た旧居です

ポターさんの旧居の玄関を出ると、目の前に畑があります。まさかマクレガーさんの畑? そして思わずピーターを探してしみると・・・なんと本当に小さな茶色いうさぎが草の上を走っているではないですか?!
うさぎも何匹も走り回ってます。これはうれしい。

うさぎも何匹も走り回ってます。これはうれしい。

それも、本当にここが物語に書かれた通り、本のページをめくると現れる絵が本物となって目の前に展開するからなのでしょう。いつまでも変わらずにこのままであって欲しい、ポターさんの気持ちが痛いほど伝わって来ました。
庭園はほぼ当時のまま残されているそう

庭園はほぼ当時のまま残されているそう

ピーターもこんな道を走って逃げたのかも

ピーターもこんな道を走って逃げたのかも

ショップはちょっと期待はずれかも…

ショップで買った小物です

ショップで買った小物です

家の隣りには小さなショップが併設されています。ここのおみやげ屋さんならきっとさまざまなグッズが並んでいるはず・・・と思ったら、品揃えは少々がっかり。キャラクター商品が驚くほど充実している日本のお店のほうが、ピーターラビットのグッズは手に入りやすいかもしれません。静かにたたずむヒル・トップの当時のままの景色を目に焼き付けて帰るのが一番のおみやげのようです。

ヒル・トップの周りはぐるっと牧草地

ヒル・トップへの看板

ヒル・トップへの看板

ポターさんは晩年、ヒル・トップで農場主として暮らしていました。もともとは中流階級のお嬢様、当時女性が職業を持つことは社会的に認められていない時代。ポターさんは絵本作家として成功をおさめ、次々とこのあたりの農地や牧草地を購入していきました。若い頃から環境保護運動に関心を持ち、自分が愛し、さまざまな絵本の舞台ともなったこのあたりの土地が開発され変わっていくことを憂い、このままの状態で保存できるよう絵本の印税と両親の遺産で地元の土地を買い上げたのです。購入した土地は16平方キロにおよび、15の農場も含まれています。これらの土地は、英国でその頃発足したナショナル・トラストに供託され、現在は湖水地方国立公園の一部にもなっています。
おそらく当時とどこも変わっていない景色

おそらく当時とどこも変わっていない景色

ポターさんも散歩したかも

ポターさんも散歩したかも

牧草地が広がります

牧草地が広がります

農場主でもあったポターさん

農場主でもあったポターさん

このポストは「ピーターラビットのこよみ」に出てきます

このポストは「ピーターラビットのこよみ」に出てきます

「開発されていくのがイヤだから」と土地や農地を次々と買ったという事実に驚いたナビ。そのおかげで、ポターさんが歩き、眺めたものと同じ景色が自分の目で見られることに感動します。一人の作家の生家や暮らした家は日本にもあちこちにありますが、ただ、それはビルの中にポツンと取り残されるように建っていたり、公園の中に移築されたりしていることが多いですよね。でも、ここでは作家が実際に見たり、感じたりして作品にした風景や建物をそのまま今の私たちが見ることが出来る。それがここヒル・トップの魅力といえるでしょう。
ここで待っていると「こねこのトム」が出てきますよ…

ここで待っていると「こねこのトム」が出てきますよ…

ポターさんの意思を現在まで受け継ぐ人々がいるからこそ、我々も恩恵を受けることができる、そんなナショナル・トラストの活動にも興味を持ちつつ、家路についたロンドンナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-24

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