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グローブ座で「ハムレット」を観てきました!

16世紀の芝居小屋を再現して建てたとされるグローブ座。シェークスピアの名作「ハムレット」を観てきました。

建物は木造、わら葺き<br>400年前の芝居小屋を再現しています

建物は木造、わら葺き
400年前の芝居小屋を再現しています

こんにちは!ロンドンナビです。先日、サザークにあるシェークスピア・グローブ座で「ハムレット」を観てきました。シェークスピアってあの「ロミオとジュリエット」を書いた人?「ハムレット」って「生きるべきか死ぬべきか…それが問題だ…」ってあの有名な台詞がでてくる物語?なかなか敷居は高そうですが・・・がんばって行ってきます!
グローブ座はサザークのミレニアムブリッジのたもとに<br>対岸に見えるのはセントポール大聖堂

グローブ座はサザークのミレニアムブリッジのたもとに
対岸に見えるのはセントポール大聖堂

東側の入口、チケットの受け取りなどはここで

東側の入口、チケットの受け取りなどはここで

まず初めに——グローブ座とは?

立ち見で舞台最前列を確保したい人たちの列<br>コアなファンでいっぱい

立ち見で舞台最前列を確保したい人たちの列
コアなファンでいっぱい

現代芸術の美術館「テートモダン」のすぐ東側に、白くて丸い小さな建物があります。ここがシェークスピア・グローブ座。16世紀の芝居小屋を出来るだけ忠実に再現して建てたと言われます。それはシェークスピアが最も活躍、数々の名作が演じられた時代の雰囲気を味わうためとか。当時の劇場は円形で中央部は平土間、屋根もなく、椅子もありません。当然、雨が降れば濡れるそんな場所です。再建されたグローブ座も全くそんな感じの劇場です。
土間の立ち席券はなんと5ポンド!

土間の立ち席券はなんと5ポンド!

今でも、本当に昔の雰囲気がある劇場でお芝居が観られるのかずっと気になっていたナビ。残念ながらこのグローブ座、公演は毎年4月後半から10月の期間のみ。今回、シーズン開幕とともにようやく見物がかないました。雨が降らないことだけを願いつつ、劇場へと向かいましょう。

ちょっとだけ事前にお勉強…

舞台には緞帳などはなく、渡した<br>ひもに赤い布が下がっている

舞台には緞帳などはなく、渡した
ひもに赤い布が下がっている

グローブ座は毎年その年のテーマが決まっていて、それにあった演目が上演されています。2011年は1611年刊行の英訳聖書「ジェイムズ王訳」が出来てから400年を迎えることから、「The Word is God」というテーマとなっています。

皆さんは有名な「ハムレット」がどんなお話かご存知ですか?シュークスピア4大悲劇のひとつ。あ、悲しいお話なのですね。他には「リア王」「マクベス」「オセロ」…。ふむふむ、どれもなんとなく題名は聞いたことがあります。
建物の形に沿ってぐるっと丸くなった客席、3階まであります

建物の形に沿ってぐるっと丸くなった客席、3階まであります

ハムレットはデンマークの王子で、恋人オフェーリアとの悲しい恋もあります。王子は父を殺されたことへの復讐をなしとげますが、最後はハムレット、そしてほとんどの登場人物が死んでしまう。何となく暗い感じ…ですね。でも舞台を少しでも楽しめるよう、とりあえずあらすじを頭に入れておきましょう。

開演は7時半…

初夏のロンドン、8時になってもまだ明るいです

初夏のロンドン、8時になってもまだ明るいです

夕方の7時を過ぎても昼間のように明るい初夏のロンドン。グローブ座の前には長い列が出来ていました。まだまだ開演には時間があるし、当日券でも買い求める人たちかと思ったら、なんと「土間で立ち見のチケット」を持っている人たち。あとで中に入ってみてわかるのですが、土間のうちでも舞台の正面、舞台すぐ下の場所を確保したい人たちの列でした。グローブ座の舞台は普通の舞台より高くなっています。そして本当にかぶりつきで観たい人は、その舞台に両手を載せて、役者を仰ぎ見るようにして立つんですよ。

いよいよ劇場へ入場します!

舞台の上と客席の一部には屋根があるものの、土間の上は空!

舞台の上と客席の一部には屋根があるものの、土間の上は空!

ハムレットは全3幕、途中に休憩も1度ありますが、全部で3時間を超える長丁場。しっかり腹ごしらえをしておいたほうがいいかも。中庭では軽い飲み物やスナックをとることもできます。
大きな鐘を持った係の人ががらんがらんと鐘を鳴らしながら庭を回るのが上演開始の合図です。

本当に昔の芝居小屋!?

立ち見の人々。舞台を取り囲むようにして開演を待ちます

立ち見の人々。舞台を取り囲むようにして開演を待ちます

昔の芝居小屋がどんなものなのか、もちろん知りません。でもここは、今まで行ったことのあるどんな劇場とも様子が違います。正面に高い舞台、ごくごく簡単な大道具、幕や緞帳もありません。客席も、土間の立ち席だけでなく舞台を囲むように3階まで座席が造られています。木造で作られた建物は、劇場というよりまるで古いお寺のようです。ナビの席は1階正面の最後列、悪くない場所。ただ、客席は隣りの人との仕切りも肘掛けもない、固いベンチです。一番後ろは建物の壁に寄りかかることができますが、椅子には背もたれもありません。照明も当時のまま?と思っていましたが、さすがにこれはライトの設備があるよう。ただ、本当に明るくするだけで、色や点滅などの照明効果はまったくありません。そして屋根は本当にないです。上を仰ぎ見ると、まだ明るいロンドンの空が見えています。

役者たちが舞台に登場!

舞台のこんな近くまで近寄れます!

舞台のこんな近くまで近寄れます!

写真撮影はここから出来ません。また土間で適当に腰を下ろしていた観客は係の人に注意されます。「土間では立って観る」というのがここのルールのようですね。
舞台奥から登場した役者たちが舞台の上で衣装を付け始めました。「さあ、これから始めるよ!みなさん、楽しんでいってね!」そんな感じのオープニング。この劇団の本日の役者たちはみんなで10名のようです。全員でさまざまな役を演じつつ、楽器も担当し、衣装も替え、舞台装置の設置や片付け、すべて自分たちでこなしていくようです。大掛かりな舞台展開も華やかな音楽もありません。しかも、頭上から時折飛行機の音や、鳥の声、救急車のサイレンなどの街の音が聞こえてきます。ハムレットが現代の時間と少しつながります。

地味だけど、シンプルでわかりやすい

「ハムレット」の人気は上々<br>この日のチケットは完売でした

「ハムレット」の人気は上々
この日のチケットは完売でした

主役のハムレットはとても小柄でオフェーリアより小さい、しかしエネルギッシュなジョシュア・マクガイア(Joshua McGuire)。台詞がすべて聞き取れ、意味がわかるわけではないですが、有名なあの台詞「To be, or not to be…that is the question.」はなんとか聞き取れてうれしかったナビ。気が狂ったふりをよそおうためでしょうか、ハムレットは終始、汚いTシャツ、王や王妃も簡単なガウンをはおるだけでしたし、オフェーリア役のジェード・アヌーカ(Jade Anouka)も、そのまま街に着て行けるようなワンピース姿で舞台に立っていました。でも、それがなんだか少しも気にならず、次々と変わっていくスピーディな場面展開にあっていて、大げさな演出もないけれど、英語がわからなくても、とてもわかりやすく感じました。そのうち、どんどん舞台に引き込まれてしまったナビ。
劇場内にあるショップ

劇場内にあるショップ

シェイクスピア関連のグッズなどが充実しています\n

シェイクスピア関連のグッズなどが充実しています\n

中庭には軽食の屋台も登場!

中庭には軽食の屋台も登場!

1階席のベンチ、有料でクッションの<br>貸し出しもあります

1階席のベンチ、有料でクッションの
貸し出しもあります

後半は土間の立ち席を体験

土間に座り込んでいた人たちもおもむろに立ち上がって…

土間に座り込んでいた人たちもおもむろに立ち上がって…

後半はせっかくなので、舞台のすぐそば、土間の立ち席で芝居を観ることにしました。立ち席のチケットを持っている人と交代です。舞台の正面は、並んで場所をとった人たちでぎっしりなので、舞台の脇に立つことに。初めはちょっとおそるおそる舞台に腕を載せていたナビですが、なんだか頬杖をつくのにちょうど良い高さ。こんなふうに観る舞台は生まれて初めてです。
舞台に照明が入りました<br>中世の照明はロウソクだったのかしら?

舞台に照明が入りました
中世の照明はロウソクだったのかしら?

役者が本当にすぐそこで演技をしています。触れる近さです。汗びっしょりですよ。これは、ごまかしのきかない距離。舞台を歩く振動も伝わってきます。ますます、面白くなったナビは立っているのも忘れるくらい。あっという間に時間が過ぎていきます。
見上げると空もすっかり暗くなっています。ひんやりした風が今夜は気持ちよく感じられました。

そして、物語は悲劇のフィナーレへ

カーテンコール!!役者たちへの大きな<br>拍手が鳴り止まみません

カーテンコール!!役者たちへの大きな
拍手が鳴り止まみません

ハムレットが死んでしまう場面は、場内が静まり返りました。その後、一転して大拍手が起こり、カーテンコールです。といってもカーテンもない舞台ですが…。次々と大きな拍手で役者を讃えます。
ちょっと、どきどきしながら出掛けてきたナビですが、とても楽しむことが出来ました。
「よかったね~」すっかり満足です!

「よかったね~」すっかり満足です!

周りの大勢の観客も大満足でうれしそう。夜も11時を回っていましたが、みんな足取りも軽く家路に付いています。きっと、シェークスピアの時代の人たちもこんなふうに舞台を楽しんでいたのかなとはるか昔に思いを馳せたナビ。みなさんも機会があればぜひグローブ座に出掛けてみてくださいね。以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-05-31

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