セント・ポール大聖堂

St Paul’s Cathedral

閉店・移転、情報の修正などの報告

故ダイアナ元妃が結婚式を挙げた教会。美しく荘厳な姿はイギリス建築のマスターピースそのもの。

南側から見た大聖堂。青空の抜けが美しい。

南側から見た大聖堂。青空の抜けが美しい。

こんにちは!ロンドンナビです。今日は英国国教会の大聖堂、セント・ポール大聖堂をご案内しましょう。堂々たるドームと2つの塔を持つこの大聖堂、ここを世界的に有名にしたのは1981年にチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式を挙げたからでしょうか? ただ、その息子のウィリアム王子とケイトさんとの結婚式はウェストミンスター寺院で行われることになったのは大聖堂にとっては残念だったことでしょう。このほど、「マルチ・メディア・ビジターエキスペリエンス」というビジュアルで聖堂の歴史も楽しめるコーナーが出来た大聖堂。今回は特別に内部の写真撮影の許可もいただきました。 さっそく大聖堂に行ってみましょう!
シティの通りから見た大聖堂(夜景)。

シティの通りから見た大聖堂(夜景)。

左と同じ場所から見た昼間のようす。

左と同じ場所から見た昼間のようす。

15番のバスは大聖堂の目の前に止まります。

15番のバスは大聖堂の目の前に止まります。

ロンドンの中心街から15番のバスに乗って大聖堂へ。「シティ」に入ってしばらく走ると、やがて大きなドームが見えてきます。このドームは、ローマ法王がいらっしゃるバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさを持っています。セント・ポールとはキリスト教の聖パウロに捧げる大聖堂という意味、実は「サン・パウロ」を英語読みすると「セント・ポール」なんですね。
時の国王、ヘンリー8世は離婚を認めないカトリックをやめ、新たに「英国国教会」というキリスト教の会派をつくってしまいました。 だからこちらの聖堂はカトリックではなく、英国国教会の聖堂なのです。
バスから眺めた大聖堂前の広場。

バスから眺めた大聖堂前の広場。

かなり離れてもドームは見えてこない。

かなり離れてもドームは見えてこない。

中の広さには圧倒!

丸いドームの真下から聖歌隊の席を見る。

丸いドームの真下から聖歌隊の席を見る。

正面の階段には大勢の観光客が座っています。そして建物の横には何台もの観光バスが止まっています。とりあえず、中へ入ってみましょう。
まずはその広さに圧倒! そして高い天井の豪華さ、荘厳さには驚かされます。さらに入口の上につけられているパイプオルガンの大きさにもまた驚き・・・。丸いドームの真下に立ってみましょう。ドームの直径は34m。この天井に描かれているのは「聖パウロの一生」で、金色が美しく輝いています。


装飾の見事さには目を見張ります。

装飾の見事さには目を見張ります。

直径34メートルのドームを下から見るとこんな感じ。

直径34メートルのドームを下から見るとこんな感じ。

天井を仰ぎ見ると思わずため息が…

天井を仰ぎ見ると思わずため息が…

天井が高すぎて聖歌隊の席が小さく見えます。

天井が高すぎて聖歌隊の席が小さく見えます。

中央にある祭壇。

中央にある祭壇。

最初にこの地に聖堂が建てられたのは604年のこと。その後、幾度も再建を繰り返しました。現存している建物は1666年に起きた「ロンドン大火」の後、時の建築家クリストファー・レンの手により造られたもの。 レンは、ロンドン市内に数多くの作品を残していますが、なかでもグリニッジのテムズ川沿いにある旧王立海軍学校は見事な作品のひとつです。大火ののちに再建された大聖堂は、見事に2つの大戦を奇跡的にくぐり抜けました。この大聖堂が戦後の英国の復興のシンボルだったというのもよくわかりますね。


地下のお墓参りに行ってみよう

地下で特に目立つのがこのネルソン総督のお墓。

地下で特に目立つのがこのネルソン総督のお墓。

大聖堂の地下には、偉人たちのお墓、つまり納骨堂があります。最も目立つのは、トラファルガー広場に立っている銅像で知られるネルソン提督と、ウェリントン公爵の記念碑(お墓)でしょうか。さらにここには、チャーチル元首相に画家のミレーやターナー、南極を探検したスコットなど、歴史の教科書で習った人びとのお墓がずらりと並んでいます。
ウエリントン公爵のお墓。

ウエリントン公爵のお墓。

大聖堂地下の床は墓碑でびっしり。

大聖堂地下の床は墓碑でびっしり。

お墓の横にあるカフェ。ここでお茶を飲む気には……

お墓の横にあるカフェ。ここでお茶を飲む気には……

地下には、売店とカフェがあります。ロンドンっ子たちはここで大して気にもせずお茶を楽しんでいましたが、お墓の横でお茶を飲む気にはどうもなれなかったナビ。また、「マルチ・メディア・ビジター・エキスペリエンス」も地下に設けられており、短編フィルムや音響や映像を取り入れたバーチャル・リアリティで大聖堂の歴史を学ぶことができます。

ドームにあがってみよう!

観光客の背丈と比べると、天井がものすごく高いのがわかります。

観光客の背丈と比べると、天井がものすごく高いのがわかります。

丸屋根の上に乗った塔の付け根部分が「ゴールデン・ギャラリー」。

丸屋根の上に乗った塔の付け根部分が「ゴールデン・ギャラリー」。

この大聖堂は全体が十字の形をしています。 ドームを中心にして長い身廊が延びています。遮るものがないため余計に広く感じます。聖歌隊の席や説教壇が小さく見えてしまうほど。
さて、いよいよドームに上ってみましょう。てっぺんまで上がると434段…と聞くと思わず足がすくんでしまいますが、行けるところまで上ってみましょう。

まず、最初のポイントは高さ30mのところにある「ウイスパリング・ギャラリー」。壁に向かってささやくと、それが反対側にいる人に伝わる 「ささやきの壁」なのだとか。実際試してみると、周りに人がいっぱいいて、本当に聞こえるのかどうか良くわかりません。また、このドームから祭壇を見下ろすことができます(残念ながらドームの上からの撮影は許可されませんでした)。

次のポイントは、高さ52mの「ストーン・ギャラリー」。ここまでの階段も思ったより広く、そんなに大変ではありません。
 
そしていよいよ、外へと出られる「ゴールデン・ギャラリー」まで、さらに33m分、150段あまり上らねばなりません。ここからの階段の幅は極端に細くなるため、一度上ると決心したら後戻りはできません。がんばって上まで行きましょう。
外へ出ると、そこには見事なロンドンの風景が広がります。がんばって上がってきた甲斐がありました!

日曜日は無料で入れます。

天井のモザイクが見事です。

天井のモザイクが見事です。

大聖堂は現役の礼拝用施設ですから、いまでも毎日ミサが行われています。また、聖歌隊の歌やパイプオルガンの演奏も聞けます。大聖堂のホームページには、毎日のスケジュールが掲載されていますのでチェックすると良いでしょう。なお、ミサの前後には祭壇には近づけなくなりますので、内部をくまなく見たい人は、あらかじめ大聖堂の催し物がない時間を見計らって出かけると良いでしょう。
なお、日曜日は午前中から1日数回のミサが始まるため、日中は自由に内部に無料で入れます。ただし、ドームには上ることができません。また礼拝の人びとが座る椅子より手前しか行かれないので、天井画を仰ぎ見ることもできません。

対岸のテート・モダンのカフェから眺めた大聖堂のドーム。

対岸のテート・モダンのカフェから眺めた大聖堂のドーム。

ロンドンの教会といえば、ウェストミンスター寺院があまりに有名ですが、このルネッサンス調の見事なドームを見逃す訳には行きません。ロンドン東部を観光する際にぜひ立ち寄ってみてください。
以上、ロンドンナビでした。

記事登録日:2010-12-10

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-07-08

スポット更新日:2010-12-10

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